9時~20時(月~土)
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トラック運送業(一般貨物自動車運送事業)の許可申請等をすると、申請後に法令試験があります。
法令試験については、次のような質問をよくいただきます。
「法令試験は誰が受験するの?」
「何問出題されて、何点取れば合格できる?」
「法令試験だけ先に受験できる?」
「過去問はある?」
「法律を全部暗記しないといけない?」
「どのように勉強すればいい?」
このページでは、中部運輸局で一般貨物自動車運送事業の許可申請をした場合の法令試験について、受験者、試験日程、出題数、合格基準、過去問、条文集、勉強方法など、受験前に知っておきたいことをまとめて解説します。
この記事を読むと、法令試験を誰が・いつ受験するのか、合格基準や過去問の確認方法、試験までに何を勉強すればよいのかが分かります。
※最新情報は、中部運輸局のホームページをご確認ください。
中部運輸局の法令試験を受験される役員の方向けに、
完全マンツーマン・対面式の法令試験対策講座を行っています。
【内容】
1日目:約3時間30分
約1週間:過去問による自主学習
2日目:約2時間+オリジナル模擬試験
法令試験は誰が受験しなければいけないのでしょうか。
株式会社の場合は、登記されている取締役のうち、許可後に申請する運送事業に専従する常勤の取締役1名が受験します。
取締役であれば誰でもよいというわけではなく、許可取得後にその会社の運送業に携わる常勤の取締役であることが必要です。
受験者は1名です。
個人事業として申請する場合は、申請者本人が受験します。
【法令試験を受験する方】
| 会社の場合 | 常勤の取締役など役員1名 |
| 個人事業の場合 | 個人事業主 |
中部運輸局の法令試験は、30問を50分で解答します。
合格基準は出題数の8割以上ですので、30問中24問以上正解すれば合格です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験問題数 | 30問 |
| 試験時間 | 50分 |
| 出題方式 | ○×方式・語群選択方式 |
| 合格基準 | 8割以上 |
| 合格に必要な正解数 | 24問以上 |
出題範囲は、貨物自動車運送事業法をはじめ、道路交通法、労働基準法、改善基準告示など13の法令等です。
30問を50分で解くため、法律の内容を知っているだけでなく、限られた時間の中で問題に答えることも必要になります。
中部運輸局では、法令試験ごとの受験者数・合格者数・合格率を公表しています。
令和8年の直近の公表結果は次のとおりです。
| 試験 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和8年7月 | 111人 | 104人 | 93.7% |
| 令和8年5月 | 118人 | 108人 | 91.5% |
| 令和8年3月 | 63人 | 58人 | 92.1% |
| 令和8年1月 | 50人 | 45人 | 90.0% |
直近では90%を超える高い合格率となっています。
ただし、合格率が高いからといって、準備をしなくてもよい試験ではありません。
法令試験は30問・50分で、24問以上の正解が必要です。
また、1回目に不合格となると再試験は翌々月となるため、許可取得や開業スケジュールにも影響する可能性があります。
まずは過去問を解いて、自分がどこまで理解できているかを確認しておくことをおすすめします。
中部運輸局管内で申請した方の次回の法令試験日は、
令和8年11月18日(水)
です。
当日の時間は、
受付時間 13時30分~13時50分
試験時間 14時00分~14時50分
となっています。
試験場所は、許可等の申請先の運輸支局です。
令和8年度の今後の試験日は、
となっています。
実際に受験する日時や場所については、法令試験の案内を必ず確認してください。
法令試験だけを先に申し込んで受験することはできません。
トラック運送業の許可申請等をした後に、法令試験の受験申込みを行うことになります。
そのため、許可申請などの前に法令試験だけの受験はできないようになっています。
1回目の法令試験で合格できなかった場合は、再受験できます。
中部運輸局の法令試験は隔月で実施されています。
令和8年度は、5月・7月・9月・11月・1月・3月の開催です。
そのため、1回目の試験に合格できなかった場合は、約2ヵ月後の受験となります。
例えば、令和8年11月18日の試験で不合格になった場合は、令和9年1月20日に再受験することになります。
再試験でも合格できなかった場合、トラック運送業の申請からやり直すことになります。
そのため、予定していた許可取得時期や運送業の開業スケジュールも後ろにずれることになります。
再試験でも不合格となり、許可申請からやり直した場合の流れの一例は次のとおりです。
2ヶ月あきます
2ヶ月あきます
例えば、4月にトラック運送業の許可等の申請をおこなった場合、1回目の法令試験は5月です。
1回目の法令試験で不合格となった場合、2回目の法令試験は7月となります。この時点でスケジュールが2ヶ月
遅れることになります。
7月の法令試験でも不合格の場合は、トラック運送業の申請等からやり直すことになります。
7月に再申請をした場合、1回目の法令試験は9月となります。2回目の法令試験から2ヵ月後となります。
この例では、最初の法令試験から再申請後の法令試験まで約4か月かかるため、予定していた開業スケジュールにも影響します。
できるだけ1回目の試験で合格できるよう、早めに準備しておくことが大切です。
中部運輸局では、実際に実施した法令試験の過去問・解答・合格者数を公式ホームページで公開しています。
2026年9月26日現在、令和5年5月実施分から令和8年7月実施分まで掲載されています。
これから法令試験の勉強を始める方は、まず直近の過去問を1回分解いてみることをおすすめします。
最初から合格点を取れる必要はありません。
まず一度問題を解いてみることで、
どの程度問題を解くことができるのか
どのような内容が分からないのか
を確認しましょう。
法令試験では、試験会場で関係法令等の条文が記載された資料(条文集)が配布されます。
そのため、試験範囲となる法令を最初から最後まですべて暗記する必要はありません。
一方、自分で印刷した条文集や参考資料を試験会場に持ち込むことはできません。
会場で配布された条文資料についても書き込みは禁止されており、試験終了後に回収されます。
ただし、
「条文集が配布されるから、何も覚えなくてよい」
ということでもありません。
試験時間は50分です。
分からない問題が出るたびに条文集を最初から探していては、時間が足りなくなる可能性があります。
そのため、覚えて答える部分と必要なときに条文集で確認する部分を分けて準備することがポイントになります。
法令試験の出題範囲は13の法令等に及びますが、最初からすべてを同じように勉強する必要はありません。
法令試験は、やみくもに勉強しないことが大切です。
まずは、中部運輸局が公開している過去問を1回解いてみます。
そのときに大切なのは、単純に点数だけを見ることではありません。
例えば、
自信を持って答えられた問題
正解したけれど答えに迷った問題
分からなかった問題
を分けて確認します。
正解した問題でも、何となく答えて正解していることがあります。
反対に、間違えた問題を確認することで、
自分がどこを重点的に勉強すればよいのか
が見えてきます。
また、過去問を何度も解いていると、問題そのものの答えを覚えてしまうこともあります。
そのため、
「この問題は○だった」
という答えだけを覚えるのではなく、
なぜその答えになるのか
を確認することも必要です。
そして、もう一つ重要なのが条文集を使う練習です。
本試験では条文集が配布されますが、条文集は375ページあります。
法律名などの目次はありますが、375ページの中から問題に関係する条文を探すためには、条文集を使う訓練が必要となります。
過去問を実際に解いてみて、
「何を重点的に勉強すればよいのか分からない」
「答えを見ても、なぜそうなるのか分からない」
「条文集のどこを見ればよいのか分からない」
「一人では勉強を続けるのが難しそう」
と感じた方には、完全マンツーマン・対面式の法令試験対策講座をご用意しています。
講座では、過去問について重要なポイントを確認するだけでなく、
条文集を使いこなすためのオリジナル問題や本番を想定したオリジナル模擬試験を使い、受験される役員の方ご本人に実際に問題を解いていただきます。
「本試験までに、自分はここを重点的に勉強すればよい」と分かる状態を目指します。
中部運輸局の法令試験は、1名が受験・試験問題数30問・試験時間50分・8割以上・24問以上正解で合格という試験です。
勉強方法は、過去問を解くことと条文集を使いこなすことです。
すべてを暗記しようとするのではなく、過去問を使った勉強と、試験会場で配布される条文集を使う練習を組み合わせて準備していきましょう。